専門家から高齢者向け住まいの選び方を紹介します!【1/4】

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高齢者施設の適正な選び方は?

 高齢者向け住まいを選ぶ際には、「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」の違いを理解することが重要です。それぞれの特徴やサービス内容を比較して、適切な選択をするためのポイントを以下にまとめました。

 有料老人ホーム

有料老人ホームは、主に以下の3種類に分かれます:
1. 介護付き有料老人ホーム:介護が必要な高齢者向けで、施設内で介護サービスが提供されます。看護職員や介護職員が常駐しており、手厚い介護が受けられます。
2. 住宅型有料老人ホーム:自立して生活できる高齢者や、外部の介護サービスを利用する高齢者向けです。必要なサービスを自由に組み合わせて利用できます。
3. 健康型有料老人ホーム:健康な高齢者向けで、介護が必要になると他の施設に転居する必要があります。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サ高住は、バリアフリー仕様の賃貸住宅で、以下の特徴があります

・安否確認と生活相談サービス、施設スタッフが定期的に安否確認を行い、生活相談に応じます。
・自立した生活が可能:基本的に自立した高齢者向けで、必要に応じて外部の介護サービスを利用します。
・契約方式:賃貸借契約で、敷金や月額利用料が必要です。

比較ポイント

  1. 入居条件:有料老人ホームは介護が必要な方から自立した方まで幅広く対応していますが、サ高住は主に自立した高齢者向けです。
  2. 費用:有料老人ホームは初期費用や月額利用料が高めですが、サ高住は比較的低コストで入居できます。
  3. サービス内容:有料老人ホームは介護サービスが充実しており、サ高住は安否確認と生活相談が中心です。

これらのポイントを参考にして、ご自身やご家族に最適な高齢者向け住まいを選んでください。どちらの施設も、それぞれのニーズに合わせたサービスを提供しているので、詳しい情報を確認しながら検討することが大切です。

高齢者向け住まいには多くのタイプがある!

高齢者の住まいの種類とは?

◆Ⅰ:高齢者向け住まいの概要ですが?

高齢化社会 (2)
「出典:社団)有料老人ホーム協会・財団)サービス付き高齢者向け住宅協会」

有料老人ホームには?

事業者が介護保険サービスを提供することを前提とした「介護付有料老人ホーム」と、必要に応じて入居者自身が外部のサービス事業者と契約して介護保険サービスを提供してもらう「住宅型有料老人ホーム」が主なタイプですが、自立型(健康型)の老人ホームもあります。

◆Ⅱ:介護サービスの提供方法の違いがある!

スクリーンショット (114)
「出典:社団)有料老人ホーム協会・財団)サービス付き高齢者向け住宅協会」

サービス付き高齢者向け住宅における「サービス」については?

スクリーンショット (116)
「出典:社団)有料老人ホーム協会・財団)サービス付き高齢者向け住宅協会」

◆サービス付き高齢者向け住宅のサービスの主なサービス内容は?

  1. サービス付き高齢者向け住宅が必ず提供しなければならないサービスは、「安否確認」・「生活相談」のみです。
  2. その他の食事、介護(入浴、排泄の介助など)、生活支援(買い物代行、病院への送り迎えなど)などのサービスが提供されるかどうか、それぞれで異なりますので入居前に必ず確認してください。
  3. サービス付き高齢者向け住宅は、一般的な賃貸住宅に近い自立的な生活を送ることができる住宅です。安否確認や生活相談により、いざというときには、適切な対応、サービスが受けられます。
  4. ご自身の心身の状況にを照らして合わせて、必要な医療・介護サービスを受けることができるように、個別にサービス事業者と契約を結ぶ必要があります。

次回は、
高齢者向け住まいの選び方を紹介
【4-2】

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※高齢者の住まいの
サービス提供体制のチェックポイント!【4-2】


 

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ABOUTこの記事をかいた人

パナソニックにて24年以上の介護事業経験を有し、個人の介護体験を活かして、シニア世代及び高齢者が自分らしい生活を送れるよう情報を提供します。介護保険や介護施設、在宅介護の準備に関する情報提供を通じて、超高齢社会の課題に取り組むことを目指しています。