【老人ホーム】身体拘束(虐待)には行政指針の拘束例!【2/2】

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高齢者施設での虐待例を紹介します!

 今回は、高齢者住宅の大きな課題である「身体拘束」の件を紹介させていただきます。
「身体拘束」は厚労省から強く「適正化」が指導されている内容で、「身体拘束例」を説明させていただくことで、実態を知って欲しいと思います。

身体拘束等の例では?

厚労省サイトによると!

◆参考例となります。知っておく必要がある項目は?

【ポイントは行動の自由を制限しているかどうか?】

  1. 徘徊しないように、車いすやいす、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る
  2. 転落しないように、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。
  3. 自分で降りられないように、ベッドを柵(サイドレール)で囲む
  4. 点滴・経管栄養等のチューブを抜かないように、四肢をひも等で縛る。
  5. 点滴・経管栄養等のチューブを抜かないように、又は皮膚をかきむしらないように、手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける。
  6. 車いすやいすからずり落ちたり、立ち上がったりしないように、Y字型抑制帯や腰ベルト、車いす・テーブルをつける。
  7. 立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるようないすを使用する。
  8. 脱衣やおむつはずしを制限するために、介護衣(つなぎ服)を着せる。
  9. 他人への迷惑行為を防ぐためにベッドなどに体幹や四肢をひも等で縛る
  10. 行動を落ち着かせるために、向精神薬を過剰に服用させる。
  11. 自分の意思で開けることのできない居室等に隔離する。

出典:「身体拘束ゼロへの手引き」
(平成13 年3 月:厚生労働省「身体拘束ゼロ作戦推進会議」発行)

厚労省の調査結果(H30年)内容を紹介!

虐待の発生要因が説明されている!

◆虐待の主な発生要因説明!

  1. 「教育・知識・介護技術等に関する問題」366件(56.8%)で最も多くなっています。
  2. 「職員のストレスや感情コントロールの問題」170件(26.4%)となっています。
  3. 「虐待を助長する組織風土や職員間の関係の悪さ、管理体制等」が132件(20.5%)もあります。
  4. 「人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ」が81件(12.6%)です。(複数回答)

養介護施設従事者の虐待件数の推移は増加しています!
(大きな問題)

◆【高齢者人口の増加もあると思いますが、年々増加している点】課題があり、対策が必要です。

 まずは、スタッフへの十分な教育が必要で、その為には教育する時間をどう捻出するかです。

(出典:厚労省)

虐待の種別の内容をみて考えると?

◆身体的な虐待が多いのです?これを、どう考えますか?

 スタッフの精神的な課題もあると思います。介護の仕事はストレスが多い仕事でもあると思います。

不適切なケアを底辺とする「高齢者の虐待」の概念図がある!

◆不適切なケアが起こる要因は、いろいろあります。あなたは、知っていますか?
 早めの発見と対応策が大切なのです。生命の危険があります。


(出典:認知症介護研究)

 

民法の一部を改正する法律の施行がある!

人の生命・身体の侵害又は
人の生命・身体を害する不法行為が厳しく対応する!

◆損害賠償請求権の時効期間について特則が設けられた!

  1. 権利を行使することができることを知った時又は損害及び加害者を知った時(主観的起算点)から5年間です。
  2. 権利を行使することができる時(客観的起算点)から20 年間とされました。

虐待の種類を検証した下記の資料がある。

◆虐待の種類で身体的な虐待・心理的虐待・経済的虐待・性的虐待・ネグレクト!

虐待の種類内容
身体的虐待
  1. 殴る、蹴る、つねる、やけどをさせるなど暴力を振るう
  2. 体を縛りつける、過剰な投薬で動きを抑制 など
心理的虐待
  1. どなる、ののしる、無視する、脅しや侮辱などの言葉や態度で精神的に苦痛を与える など
経済的虐待
  1. 必要なお金を与えない
  2. 本人の合意なく預貯金や年金・賃金などを流用
  3. 勝手に財産を処分 など
性的虐待
  1. 性的行為の強要
  2. 下半身を裸にして放置 など
ネグレクト
  1. おむつを替えない
  2. 食事を与えない
  3. 入浴をさせない
  4. 不潔な環境に置く
  5. 必要な医療・介護サービスを受けさせない

 

★★最後に高齢者に対する★★
「虐待ビデオ」を参考に?

ビデオ内容は、考えさせられる内容です。私的には視聴を勧めます

★★★ここをクリック★★★
人権啓発ビデオ

※虐待参考ビデオを紹介

ありがとうございます


 

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パナソニックでの介護事業「創業時より22年以上の経験」と自身の「介護体験」をいかして、第二人生は、広くシニア世代や高齢者の方に、できる限り自分らしく暮らしていただく為に、「介護保険・介護体験」、「介護施設・在宅介護時の準備」方法等の情報交流をすることで、超高齢化社会の課題解決に貢献したいと思っています。ありがとうございます。感謝