【介護体験】 遠距離介護で在宅復帰で苦労した内容とは?⑪

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在宅復帰時期を考える?
(相談と連携)

  介護体験での「遠距離家族」としての「退院準備」は、本当に大変なことです。母の身体状況を関係者と相談し、「在宅復帰」に向けた課題を検討する過程で、特に苦労した点がいくつかありました。

まず、体力が回復するまで施設に一旦入居することについて、母の理解を得るのが難しかったとのこと。これは、多くの方が直面する課題です。母にとって、自宅での生活が一番安心できる場所であることは理解できますが、体力不足で単身での生活が難しいことを説明するのは本当に大変でした。

また、遠距離で家族が一緒にいられない状況も、さらに難しさを増していきました。遠くに住んでいると、頻繁に訪問することが難しく、直接的なサポートが限られてしまいます。そのため、関係者との連携や、リモートでのコミュニケーションが重要になります。

リハビリ先生からの指導と
介護スタッフとの連携で助かりました!

 

先生方の意見をまとめると?

◆母の退院の準備の件での意見ですが?

 担当医、リハビリ先生(OT)、担当のケアマネジャーさんと最終の相談をした。結論は、最初からの在宅『やはり、リハビリ状況から考えて、一人生活は現状は難しいとの意見であった』

◆体力が十分に戻るまでは、安心・安全な施設入居がよいとの意見が出た!

 食事、適度な運動、会話(コミニケション)等がし易い環境が必要、安全・安心面から考えて短期での施設サービス活用を勧められた。

施設入居で数か月の様子をみて、在宅復帰をすることに決めた!

◆在宅復帰をする方向での結論になった!(できる限り住み慣れた地域で暮らす)

『事前に自宅の住宅改修をして、1)自宅をバリアフリー改修しておく。危険な箇所、場所が排除をする(自宅の物の整理を勧める)』ことを決定しました。

【用語説明】

1)バリアフリー改修:一般的には、手すりの設置(便所・浴室・脱衣室・その他の居室及び玄関並びにそれらを結ぶ経路につける)、段差解消(手すり設置と同等及び玄関・浴室等の出入口等の段差解消)、廊下等の拡張(介護用の車椅子で容易に移動するため通路・出入口の幅を拡張)

退院初期は体力的に無理なのに?

最初から、母は自宅に帰ることを強く希望した!
(単身の場合は特に難しい)

母の説得に苦労、家族は悩む?

◆母の意見は、在宅復帰が希望でした!

 いろいろ掛かる費用面を気にしているようで、『入院等で多額費用が掛かっているし、これ以上お金を使いたくない、子供に迷惑をかけたくない』と言い出した。

また、自宅の工事中に、『他で生活するのは、知らない人の中では、気をつかうので嫌だ』と言い始めていました。

病院の入院生活は何も言わないのに、どうなんだろうと思うこともあったが、お互いの意見の整合が必要ですので、時間をかけてするべきところと思い、行動しました。

時間をかけて何度も説得して、どうにか?、承知してもらいました!

◆しばらくの間、サ高住入居を承諾してもらうことができました!「その時の説得内容は…」!

 お試し短期サービスのお得な条件を利用する案、健常者向けサ高住なので(見守り。生活相談のみ)対応で、費用面もそんなに高くない点(食事費用を除くと年金の範囲)等を何度も説明し、理解してもらった。

※一般的には、今回のような場合は、介護サービスのショートステイを活用する場合が多いと思います。私の場合は、ケアマネジャーさんの紹介で、サービス付き高齢者向け住宅の短期入所を利用しました。その利用は、この施設の母体運営が医療法人で、訪問診療も対応していたからです。

体力不足・体力回復内容を説明しました

◆手術後の体力不足を補う為には、家族が一緒ではないので、安全・安心の為、体力回復まで!

 自宅生活が不安面を説明(自宅での転倒、不規則食事、運動不足、会話不足等)、特に何かあっても、遠距離に住んでいるため、家族がすぐに対応ができない点も何度も説明、協力をお願いしました。

◆手術をしたばかりなので、体力回復していない点を何度も詳しく説明し、理解してもらった!

 体力も落ちており、小さな段差を超えることが難しく、自宅及び周りの環境での転倒を心配している点を強く強調しました。加えて、リハビリを兼ねて、1)リハビリデイサービスに通う点を説明。当面は、手術先病院での定期的な診察が必要である状態であると説得しました。

元気であるが、まだまで、『元気な時の状態ではない』ことをなんとなく理解してもらった。

【用語説明】

1)リハビリデイサービス(リハビリ型デイサービス):シニアフィトネスの要素を取り入れたリハビリに特化した新しいスタイルの通所介護(デイサービス)です。
要支援1から要介護5の方が、介護保険を使って運動機能の回復を目指してリハビリ専門の機器とプログラムを利用し、リハビリ運動をするところです。

次回は、【介護体験】退院準備で「苦労」する
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在宅復帰は、多難でした


 

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ABOUTこの記事をかいた人

パナソニックにて24年以上の介護事業経験を有し、個人の介護体験を活かして、シニア世代及び高齢者が自分らしい生活を送れるよう情報を提供します。介護保険や介護施設、在宅介護の準備に関する情報提供を通じて、超高齢社会の課題に取り組むことを目指しています。