【介護体験】在宅復帰に向けて介護リフォームを実施した!⑦

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在宅復帰に向けた介護リフォーム

在宅介護と介護リフォーム

在宅復帰に向けた介護リフォームは、本人の身体状況や希望を確認し、専門家の意見を取り入れることが重要です。以下に、介護リフォームを進める際の確認事項を紹介します。

 1. 本人の身体状況と希望の確認
介護を受ける本人の身体状況や希望をしっかりと把握することが必要です。例えば、車椅子を使用している場合、廊下やドアの幅を広げる必要があります。また、本人がどのような生活を望んでいるかを確認し、その希望に沿ったリフォームを計画します。

 2. 専門家の意見を取り入れる
ケアマネージャーやリフォーム業者など、専門家の意見を取り入れることが大切です。彼らは介護リフォームの経験が豊富で、最適な改修方法を提案してくれます。また、介護保険を利用するための手続きについてもアドバイスを受けることができます。

 3. 介護保険の活用
介護保険を利用することで、リフォーム費用の一部を補助してもらうことができます。介護保険を利用するためには、事前に市区町村に申請を行い、必要な書類を提出する必要があります。申請には、ケアマネージャーが作成する理由書や見積書などが必要です。

 4. リフォームの具体例
・手すりの設置: 廊下や階段、浴室などに手すりを設置することで、移動が楽になります。
・段差の解消: 玄関や室内の段差を解消し、車椅子や歩行器の使用を容易にします。
・滑りにくい床材の使用: 浴室やトイレなど、滑りやすい場所には滑りにくい床材を使用します。
・引き戸への変更: ドアを引き戸に変更することで、車椅子でも通りやすくなります。

5. 将来を見据えた計画
現在の状況だけでなく、将来の変化を見据えたリフォーム計画を立てることが重要です。例えば、今は歩行が可能でも、将来的に車椅子が必要になる可能性がある場合、その対応も考慮しておくと良いでしょう。

介護リフォームは、本人の生活の質を向上させるだけでなく、介護者の負担を軽減する効果もあります。専門家と相談しながら、最適なリフォームを進めていきましょう。

介護リフォームを実施する場合は?

在宅での生活準備(注意ポイント)を考えると?

◆在宅復帰に向けての事前準備が必要?
リハビリの先生と自宅の改修の件相談し、まずは、現地を確認してもらい、適切な指導を受けました。

◆身体状況課題に対して、十分に対応が必要!
転倒を避け、体力不足を補う内容を主に、必要な工事内容をお互いに確認し玄関から廊下、キッチン、寝室、居室、トイレ、お風呂等、外回り等の生活動線を主に検討を重ねました。

  福祉用具(介護用品)を使うことを考慮しての工事が必要です。

今回注意した介護リフォーム工事内容は?

◆私の母の場合は、大切な項目は5つありました!

  1. 身体能力の低下により十分な力の発揮ができない点のカバーをする。
  2. 片目が見えず、もう片方も視力低下により十分に製品機能、製品構造が分からない点のカバーをする。
  3. 聴力の低下により警告音などが聞こえにくい点のカバーをする。
  4. 知覚機能の低下により温度・刺激への反応が鈍い点のカバーをする。
  5. 認知機能低下によりモノの使用方法・注意表示が分かりにくい点をカバーをする。

上記内容を補う必要があります。

在宅での生活準備(住宅改修)の
具体的な配慮項目を紹介!

(出典:エイジフリー)

◆工事の詳しい段取内容ですが?

  1. 外回りは、植木バチ・収納ボックス等の排除、和室を洋間に変更してベットを置きやすくようにした。
  2. 各部屋の敷居は段差なくし転倒防止へ、玄関は移動用の手すり、トイレとお風呂にも移動用手すりと福祉用具(介護用品)設置、階段には滑り止め、キッチンは安全の為、ガスからIHへ、生活動線を考えて改善をしました。
  3. 夜中のトイレ動線として、寝室からトイレまでの動線にセンサー付き照明を設置しました。

(出典:厚労省)

遠距離家族としての注意点はいくつもあります!

遠距離の場合は家族不在での工事となり
慎重に進める必要があります?

◆遠距離に住んでいるので工事中は不在の場合!
工事中は家を不在にさせて頂くため、信頼できる工事業者さんと十分に事前打ち合わせすることが重要になります。

 お互いに現地で、事前に内容と位置確認等をして、最終的に、信頼できる業者さんは選定は近所で以前より知っている業者さんで、何度かの工事をして頂いた先を選定しました。

◆介護保険の住宅改修制度を活用する為、事前の申請が必要!
工事前には行政に事前申請が必要になりますので、ケアマネジャーさんに、申請を依頼し、工事業者さんには、図面、写真等が必要な点を説明して準備をしてもらう必要があります。

申請が承認されてから、工事をする必要があるのが1)住宅改修制度です。

【用語説明】

1)住宅改修制度:介護補保険の要介護認定で、要支援1又は2 要介護1から5と認定された方対象、支給限度額は20万円で住宅改修に要した費用の9割が介護保険から償還払いされます。

◆工事前にするべき大切なことは?
自宅(母の)荷物の整理、夫婦で戻って、3日から4日掛かってしまい、自宅を整理したゴミは、軽トラの3台分以上のごみが出ました。自分でもビックリする量でした。

◆1階部分の工事内容は?
大部分整理、工事し易いように何もない状態にし、1階にあった必要と思われる品は取り敢えず2階へ移動し、良い機会なので、使わないモノも含めて処分しました。

◆注意項目としては?

  1. モノを本人不在で捨てる場合は、事前にトラブルにならないように、説明と判断権限をもらう必要があると思います。
  2. 母には、安全・安心な環境を整える必要があるので、私の責任で、モノを捨てる件、今回、了解をしてもらいました。
    本人の承諾はできる限り取る必要があります。

◆今回のリフォーム工事の総費用は?

  1. 100万で償還で18万をもらい、負担は82万を予定していました。工事業者さんとは、費用面から話し、その中で希望内容を考慮して、どこまで、対応して頂けるのか、検討してもらいました。
  2. 必要な工事と費用は、お互いに良く検討する必要があると思います。

◆場合によつての対応は?

  1. 費用は最低限で抑えることも大切と思います。なぜなら、本人は身体状況は年齢を重ねると変わります、折角の工事が数年で無駄になってしまうからです。
  2. その場合、できる限り福祉用具で対応してのリフォーム工事となります。

◆できる限りの補助具としての福祉用具を活用は?

  1. 特定福祉用具(介護用品)の利用することが大切です。私は、福祉用具でカバーできない点を、住宅改修でカバーすべきと思います。
  2. 介護リフォームは、要介護者本人はよいのですが、同居の家族にとって不便になることもあります。十分に家族で話しあうべきと思います。

次回記事は、介護体験の特定福祉用具編です!
(2-1)

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※【介護体験】在宅復帰に向けて
「福祉用具」選定は重要なことです「役立ち」【2-1】

在宅復帰に向けての環境整備は重要ですね!


 

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ABOUTこの記事をかいた人

パナソニックにて24年以上の介護事業経験を有し、個人の介護体験を活かして、シニア世代及び高齢者が自分らしい生活を送れるよう情報を提供します。介護保険や介護施設、在宅介護の準備に関する情報提供を通じて、超高齢社会の課題に取り組むことを目指しています。