組織的な再発防止対策が重要です!「具体的な対策は?」【6/9】

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ハラスメントの再発防止は?
(組織的対応)

ハラスメントの再発防止には、組織全体での取り組みが不可欠です。以下に、具体的な対策をいくつか紹介します。

 1. トップのメッセージ
経営層からの明確なメッセージが重要です。ハラスメントを許さない姿勢を示し、全社員に対して周知します。

 2. 社内ルールの策定と周知
ハラスメントに関する具体的なルールを策定し、就業規則や社内報を通じて全社員に周知します。

 3. 研修の実施
管理職向けと一般社員向けに分けて、ハラスメント防止のための研修を定期的に実施します。特に管理職には、部下との適切なコミュニケーション方法を学ばせることが重要です。

 4. 相談窓口の設置
ハラスメントに関する相談窓口を設置し、社員が安心して相談できる環境を整えます。外部機関との連携も有効です。

 5. 定期的なアンケートの実施
社内アンケートを定期的に実施し、ハラスメントの実態を把握します。匿名で行うことで、社員が安心して回答できるようにします。

6. 再発防止策の検証と見直し
再発防止策は一度策定したら終わりではなく、定期的に検証し、必要に応じて見直します。これにより、常に効果的な対策を維持します。

これらの対策を組織的に実施することで、ハラスメントの再発を防ぎ、働きやすい環境を維持することができます。介護スタッフを含む全社員が安心して働ける職場を目指しましょう。

ハラスメントの再発防止を徹底する!

再発を防止するための対策が重要!

主な重要な対策は?

  1. 二度三度と同じようなハラスメントが発生しないよう、再発防止の取り組みを行っていくことが重要です。
  2. 発生の原因のハラスメントのリスク要因をアセスメントし、それを踏まえた対策を実施することが重要です。
  3. 再発を防ぐため、あるいは再発した場合を考慮したマニュアルやフローチャートが適切に作成されているか、点検することも重要です。

管理者等への過度な負担は、回避するべき!

組織としての対応

責任者(管理者)は、ハラスメントが生じた場合の対応内容は?

  1. 管理者等が、ハラスメントの当事者と相対することになります。
  2. ハラスメントを生じたあるいは生じる懸念のある利用者や家族等を、管理者等が担当することになるケースもあります。
  3. 現場の管理者等にハラスメント対応で過度の負担がかかることのないよう 、各事業統括する法人の代表や法人本部が組織的に関与する体制を構築することが重要です。

利用者や家族等からの苦情に対する適切な対応が必要!

責任者(管理者)の情報収集と連携が重要!

  1. 利用者や家族等からの苦情は、サービス提供の改善を図るうえで必要な情報でもあります。
  2. 苦情への対応を、当事者である担当の職員に任せることは、ハラスメントに結びつく懸念もあります。
  3. 苦情に対し、統一的に対応するための窓口や担当者を設置する場合は、ハラスメント対策の窓口等と連携して的確に対応していくことが重要です。

サービス種別や介護現場の状況を踏まえた対策の実施が必要!

訪問系サービスでの対策内容は?

  1. 利用者や家族等の在宅で1対1の対応関係になることや週に多数回の訪問を行うこと等について精神的な負担を感じるケース があります。
  2. 特定の職員に過度な負担がかからないように 、担当シフト作成時の配慮 、担当者へのフォローなどを行うことが求められます。
  3. 訪問系サービスでハラスメントが発生する懸念がある場合には、管理者等同行 、複数人の派遣などを検討し、臨機応変に対応することも求められます。
  4. 2人派遣については 、利用者負担の増加等を理由に利用者が拒否する ケースもあるため 、家族等に説明して利用者等の理解を得ることも必要です。

ハラスメントの未然防止を図る【参考例】は!

参考例を紹介

  1. 利用者・家族等との対応では…
    ⇒特定の職員との距離が近くなりすぎないように、担当者を固定化しないようにします。
  2. 週に何日も訪問するケースでは…
    ⇒曜日により担当者を変更します。また、定期的に担当者を変更する こと も考えられます。
  3. 訪問する職員に警報機付きブザーを支給…
    ⇒いざというときに周囲に知らせるなど 、自衛のための道具として活用できるようにします。
  4. 利用者を複数で訪問する、管理者等が同行する、同性の職員を配置するなどの方法を、あらかじめ事業者として明確にし、その準備をしておきます。
  5. 職員の個人的な情報 は(例: 年齢、 家族構成 、趣味等 )をむやみに利用者 ・ 家族等に伝えないことにより、 業務上の必要な範囲以上に近しい距離とならないように注意します 。

次回は、職員を守るために取り組むべきこと?
【9-7】

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※職員さんを守るために取り組むべきことがある! 【9-7】


 

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パナソニックにて24年以上の介護事業経験を有し、個人の介護体験を活かして、シニア世代及び高齢者が自分らしい生活を送れるよう情報を提供します。介護保険や介護施設、在宅介護の準備に関する情報提供を通じて、超高齢社会の課題に取り組むことを目指しています。