【介護】が心配なら介護予防・日常生活支援総合事業があります!「2/2」

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介護の総合事業は?
(介護予防・日常生活支援内容)

「介護予防・日常生活支援総合事業」についてご説明いたします。

この事業は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、市町村が中心となって地域全体で介護予防や生活支援を行うものです。具体的には、以下のような内容が含まれます:

1. 介護予防教室:身体機能の維持・向上を目的とした体操教室やフレイル予防教室など。
2. 訪問介護:ホームヘルパーによる身体介護や生活支援、掃除、洗濯、ゴミ出しなどのサービス。
3. 通所介護:デイサービスセンターでの機能訓練やレクリエーション活動。
4. ショートステイ:短期間の施設利用による介護サービス。
5. デイサービス:日帰りでの介護サービス提供。

この事業の目的は、介護が必要な状態にならないようにすること、または介護が必要になった場合でも可能な限り在宅で自立した生活を営むことができるようにすることです。

「健康寿命」と寿命との差を縮めるためには、事前の予防が非常に重要です。介護予防・日常生活支援総合事業は、そのための具体的な取り組みを提供しています。高齢者が地域で自立した生活を続けられるよう、地域全体で支え合う体制を築くことが求められています。

「介護予防・日常生活支援」総合事業の手続き方法ですが?

◆「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」とは?

  1. 従来の要介護認定で「要支援1~2」だけでなく、「非該当(自立)」と認定された人や、要介護認定自体を受けていない人でも、65歳以上で生活機能の低下が見られる認められた場合に利用することができます。
  2. 総合事業を利用する場合、従来の介護保険を利用する場合と手続きの流れが大きく異なります。総合事業の手続き方法とその流れについては、下記資料を参考にしてください。

介護サービスの利用の手続きは?

総合事業のサービスの流れ (2)

(出典:厚労省)

まずは、お近くの「地域包括支援センター」へ相談?

総合事業を利用するためには?
まず地域包括支援センターに行って相談することが最も重要です。

◆◆◆地域包括支援センターの詳しい内容は◆◆◆

★★★ここをクリック★★★
※「介護相談は地域包括支援センター」を紹介

総合事業の訪問型サービスは?

◆細かなサービス内容や料金については市区町村によって異なるので近くの地域包括支援センターへの確認が必要!

  1. 介護予防型訪問サービス
    ・これまでと同様に訪問介護員が生活援助・身体介護を提供します。
  2.  生活援助型訪問サービス
    ・研修を修了した従事者などが生活援助を提供します。
    ※身体介護の提供は行われません。
  3.  サポート型訪問サービス

◆訪問型サービスの申し込み方は?

  1. 地域包括支援センターで「基本チェックリスト」によって生活機能の低下の有無を確認し、「低下が見られる」と判断された場合、サービスの申し込みを行うことができます。
  2. 要介護認定を受けていない人、要介護認定で「非該当(自立)」と判定された人でも、「生活機能の低下が見られる」と判断されれば訪問型サービスを利用できます。

総合事業の通所型サービスは?

◆【細かなサービス内容や料金については市区町村によって異なるので】
近くの地域包括支援センターへの確認が必要です。

  1. 介護予防型通所サービス
    ・入浴、食事、レクリエーション、機能訓練など、3時間以上のデイサービスを提供します。
  2. 短時間型通所サービス
    ・入浴、食事、レクリエーション、機能訓練など、3時間未満のデイサービスを提供します。
  3. 選択型通所サービス
    ・短期間で集中的に、運動器の機能向上、口腔機能向上または、栄養改善のプログラムを提供します。

◆通所型サービスの申し込み方は?

  1. 地域包括支援センターで「基本チェックリスト」によって生活機能の低下の有無を確認し、「低下が見られる」と判断された場合、サービスの申し込みを行うことができます。
  2. 要介護認定を受けていない人、要介護認定で「非該当(自立)」と判定された人でも、「生活機能の低下が見られる」と判断されれば通所型サービスを利用できます。

新しい総合事業の基本チェックリストの質問項目は?

◆基本チェックリストの質問項目内容ですが?

  1. 日常生活関連動作、運動機能、栄養状態、口腔機能、外出状況、認知機能、うつ状態の7項目があります。
  2. それぞれの合計点が太字の状態となった際に、総合事業の利用が可能となります。このうち、運動機能、栄養状態、口腔機能については、項目ごとに判定基準があります。

【窓口確認票・参考資料】

画像3

(出典:厚労省)

基本チェックリスト内容は?

1,日常生活関連動作について(はい、いいえで回答)!

  • Q1.バスや電車で1人で外出していますか?
  • Q2.日用品の買物をしていますか?
  • Q3.預貯金の出し入れをしていますか?
  • Q4.友人の家を訪ねていますか?
  • Q5.家族や友人の相談にのっていますか?

★Q1~5まで、すべて「はい」が0点、「いいえ」が1点。

2,運動器の機能について(はい、いいえで回答)!

  • Q6.階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか?
  • Q7.椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか?
  • Q8.15分位続けて歩いていますか?
  • Q9.この1年間に転んだことがありますか?
  • Q10.転倒に対する不安は大きいですか?

★Q6~8までは「はい」が0点、「いいえ」が1点。Q9~10は「はい」が1点、「いいえ」が0点。
→Q6~10の合計が3点以上の場合「運動機能の低下が見られる」と判定されます。

3,低栄養状態かどうかについて(はい、いいえで回答)!

  • Q11.6カ月で2~3Kg以上の体重減少がありましたか?
  • Q12.BMIは18.5未満ですか?

※BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

Q11、12ともに「はい」が1点、「いいえ」が0点。
→Q11~12の合計が2点の場合「低栄養状態と見られる」と判定されます。

4,口腔機能について(はい、いいえで回答)!

  • Q13.半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか?
  • Q14.お茶や汁物等でむせることがありますか?
  • Q15.口の渇きが気になりますか?

Q13~15まで、すべて「はい」が1点、「いいえ」が0点。
→Q13~15の合計が2点の場合「口腔機能の低下と見られる」と判定されます。

5,閉じこもりについて(はい、いいえで回答)!

  • Q16.週に1回以上は外出していますか?
  • Q17.昨年と比べて外出の回数が減っていますか?

Q17は「はい」が0点、「いいえ」が1点。Q18は「はい」が1点、「いいえ」が0点。

6,認知症について(はい、いいえで回答)!

  • Q18.周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか?
  • Q19.自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか?
  • Q20.今日が何月何日かわからない時がありますか?

Q18、20は「はい」が1点、「いいえ」が0点。Q19は「はい」が0点、「いいえ」が1点。

7,うつについて(はい、いいえで回答)!

  • Q21.(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない。
  • Q22.(ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった。
  • Q23.(ここ2週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる。
  • Q24.(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない。
  • Q25.(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする。

Q21~25まで、すべて「はい」が1点、「いいえ」が0点。
→Q1~25の合計が10点の場合「複数の項目に支障があると見られる」と判定されます。

※皆さんも、上記のチェックを体験して、自身の状態を確認していきましょう!


 

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ABOUTこの記事をかいた人

パナソニックにて24年以上の介護事業経験を有し、個人の介護体験を活かして、シニア世代及び高齢者が自分らしい生活を送れるよう情報を提供します。介護保険や介護施設、在宅介護の準備に関する情報提供を通じて、超高齢社会の課題に取り組むことを目指しています。