【加齢により】心身が老い衰えた状態(フレイル)を防止?「予防編」【2/4】

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フレイル(虚弱化)予防は?

 今回は、高齢者の加齢に伴い、「心身が老い衰えた状態」になります。この状態から「どのように」過ごすかです。まずは、「#予防」が重要になります。長く健康でいるためには必要なことがあります。

健康を維持するためには、フレイルの予防は重要!

フレイルを予防することの意味は…

◆フレイルサイクルが起きないように日頃から生活習慣に注意が必要

  1. 加齢による食事量の低下に加えて、食欲低下もあると慢性的に栄養不足の状態になります。慢性的な低栄養の状態は、サルコペニアをさらに進行させ、筋力低下が進むという悪循環へ陥ります。
  2. この悪循環を適切な介入(治療や予防)によって断ち切らないと、フレイルサイクルを繰り返し要介護状態になる可能性が高くなるので、この状態を続けない生活をする必要があります。

予防には重要な内容がある!

Ⅰ:持病のコントロールが必要

◆糖尿病や高血圧、腎臓病、心臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には…

【持病のコントロールをすることが必要になります】

  1. フレイルの筋力低下には、運動療法も有効ですが、持病のコントロールがされていないと高齢の方は体を動かすという気持ちになれないこともあります。
  2. 持病の治療がうまくいっていないとフレイルを悪化させてしまう可能性もあります。

Ⅱ:運動療法と栄養療法が必要。

◆高齢者に対し適切な運動療法を行うと?

【サルコペニア、筋力低下に対しては、高齢者であっても運動療法によって筋力が維持されます】

  1. 運動療法は個人に合ったものを始めることが大切です。例えば、ベッドの上で足の運動を行うことから始まり、椅子に座ったり立ち上がったりを繰り返したり、歩行距離を徐々に延ばしていくように運動強度を調整する必要があります。
  2. 筋力が低下している状態で、いきなり立ち上がったり、無理に歩行しようとすると転倒や骨折を起こす危険があります。
  3. 運動療法は栄養療法とセットで行う必要があります。低栄養状態で運動を行っても筋肉がつかないどころか、低栄養状態を助長してしまいます。
  4. 筋肉をつけるためには良質なタンパク質を摂れるような食事が必要です。

Ⅲ:感染症の予防が、特に必要。

◆高齢者の場合は、免疫力が低下していることが多いため?

  1. インフルエンザや肺炎にかかりやすく、インフルエンザや肺炎をきっかけに、重症化して入院、そして寝たきりになってしまうこともあります。
  2. 日頃から適度な運動やバランスのよい食事などにより感染症に強い体作りをするだけでなく、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種しておくのもフレイルを予防する1つの方法と思います。

「フレイル原因を詳しく知ることで、対策も考えられます」

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心身が老い衰えた状態(フレイル)を防止する
「フレイル原因編」【Ⅲ】

ありがとうございます


 

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パナソニックでの介護事業「創業時より22年以上の経験」と自身の「介護体験」をいかして、第二人生は、広くシニア世代や高齢者の方に、できる限り自分らしく暮らしていただく為に、「介護保険・介護体験」、「介護施設・在宅介護時の準備」方法等の情報交流をすることで、超高齢化社会の課題解決に貢献したいと思っています。ありがとうございます。感謝