【高齢者に配慮した職場】人に優しい職場です。選ばれる職場です！「1/2」

シニア・高齢者に優しい職場があたりまえ？

　今回は、高齢者の方に「優しい職場」の「安全・安心」で元気で働ける職場環境づくりを提案します。その為には、「作業負担、作業管理」の見直しが必要です。

既存の職業環境をチェックして、早めに改善することをお勧めします。「高齢者に優しい職場は、誰にでも優しい職場」です。よろしくお願いします。

シニア高齢の労働者が
「安全・安心・健康」
に能力が十分に発揮できる職場が？

【今後は重要な職場！日本は、高齢者が活躍すべき国】

◆日本の高齢者労働市場ですが？
　労働人口に占める高年齢労働者の割合も急速に増加し、雇用労働者全体のうち50歳以上の高年齢労働者の占める割合は約3割にもなって、高年齢労働者の､災害発生率が若年労働者に比べて高くなっており、年齢階層別の年千人率をみると、50歳代では30歳代の1.5倍となり、60歳以上ではさらに高くなっています。

　50歳以上の高年齢労働者が休業4日以上の死傷災害全体に占める割合は、4割強にもとなり、高年齢労働者は、若年労働者に比べて被災した場合にその程度が重くなるという傾向があり、重い障害が残る場合もあります。

　このような職場環境では、高齢者は安心して働けませんし、十分な能力を発揮できる職場ではありません。高齢者が安全・安心して働ける職場環境に改善する必要があります。

　65歳以上の高年齢人口の資料でも、働くべき年代！

65歳以上の資料

（出典：厚労省）

超高齢化社会においては、高齢者の活躍が重要！

これからは、高齢者の活躍が大切！

◆高齢者が活躍する時代では？
　高年齢労働者がその活力を失わずにその能力を十分に発揮することが必要であり、そのような職場を作っていくことが、本人のためにはもちろんのこと、企業や社会全体の活力を維持するために非常に大切な時代になっていると思います。

　高年齢労働者は、一般に、豊富な知識と経験を持っていること、業務全体を把握した上での判断力と統率力を備えていることが多いなどの特徴があります。

※一方では加齢に伴う心身機能の低下が現れ、労働災害発生の要因の１つにもなっています！

　人口の推移から、今後は労働者の高齢化が、
さらに、進むものと予測できます！

◆高齢労働者の進む道には課題がある！
　高年齢労働者が安全・安心して働く為、労働災害を防止することは､最も「重要な課題の１つ」であると思います。

　加齢に件う心身機能の低下､新しい機械・技術への対応、若年労働者とのコミュニケーションのあり方等を考慮して、機械設備・作業環境・作業方法の改善、健康の保持増進、快適な職場環境の形成、安全衛生教育の実施などの対策に企業は取り組まねばなりません。

高齢者を活用するには、
職場の「作業負担 ・管理状況」見直しが必要！

高年齢労働者が働きやすい職場を作るには？

◆高齢者の環境整備とは？
　具体的にどのような点に配慮し、また、実際に改善を行えば良いのかを確認し、整理することが必要です。これに基づき、実際の改善にかかるコストや予測される成果を考え、実行に移すことが重要になります。

　特別な用具がなくとも、各職場において課題の抽出ができるものとして考えたのが、国が推奨している「高年齢労働者に配慮した作業負担管理状況チェックリスト」があります。

チェックリストの概要は？

◆高齢者の労働環境のチェックポイントとは？
　高年齢労働者がその特性を十分に生かして、また、良好な生産性をこのチェックリストは、職場の管理監督者がご自分の職場の状況についてチェックすることを想定して作成してあり、安全を保ちながら働くことのできる職場環境・労働条件を整備するために使用し、改善が望まれる事項と目標を示すものですが、職場の状況の良否を評価するためのものではありません。

　高年齢労働者といっても、その身体生理的機能には個人差が大きく、また、経験による仕事のしやすさという要因で、例えば照度は明るければよいというものではない場合もあり、実際の改善に当たっては、チェックリストの点数のほか、個人の負担感の確認も重要であることに留意する必要があります。

チェック結果に基づく
高年齢労働者に配慮した職場改善が重要！

◆各チェック項目内容を受けての改善が必要？
　あなたの職場では高年齢労働者が安全・健康に働き、能力が発揮できる「職場環境・労働条件等」が十分に整備されていないと考えられます。「高年齢労働者に配慮した職場改善事項」を参考にして職場の改善対策に取り組んでください。

　本チェックリストの結果と、健康診断結果、労働災害、ヒヤリハットの発生状況、製造現場であれば製品の歩留まりの状況などと比較し、改善の必要な項目の確定や改善の効果をみるという活用方法も考えられます。

今後は、高齢者（65歳以上）の方の労働市場での活用が期待される！

◆生産年齢人口（15歳以上65歳未満）が減少するなかでは？
65歳以上の方が生産年齢人口に入ることは、今後の超高齢化社会では社会にとって大きなメリットとなり、社会保障での影響が大きくなります。

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◆◆次回は、65歳以上の労働者に配慮した職場？◆◆
◆◆「職場改善2-2」です◆◆

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※「65歳以上の労働者の職場改善」を紹介「Ⅱ」

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