【介護事業】生産性向上が超高齢化社会の暮らし方を決める!
- nicesenior001
- 1月10日
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更新日:1 日前
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難しい現場の生産性の向上
介護職の生産性向上とは?
人生100年時代、高齢者にとって「自分らしく暮らす」為には、介護事業者が安定して事業をする必要があります。
その為には、「生産性向上」が重要になります。向上は、「業務改善」だけでなく、「介護サービス価値」の向上も重要になります。
◆事業を継続するため?
□生産性向上が求められる介護事業者の対応方法は?
生産性向上が求められる背景はなんでしょうか?
●現状から考えてみると生産年齢人口の減少は大きな問題
日本の人口はここ数年間で減り続けており、2014 年の総人口は約1億2,708 万人で、前年と比べると約21万5千人減少しています。 特に、生産年齢人口は減少が続いており、2040年にかけてその傾向がさらに大きくなることが予測されています。
近い将来、高齢化社会のピークを迎え、介護ニーズの急増と多様化に対応する必要がある一方、人口減少社会の到来で生産年齢の介護人材の確保が困難になります。
このような状況の中においても、介護の質を確保し、向上させていくことが、介護現場が直面する大きな問題になります。
□総務省統計局の資料から、高齢化のピーク及び要介護者の増加の推進が見える。

(出典:総務省統計局)
□このような課題に対応するために求められることは何か?
●次の点が重要になると思います】 介護スタッフは集まる、辞めない体制整備が重要
介護職員の処遇改善が必要になります。
多様な人材の確保・育成が必要になります。
離職防止・定着促進が必要になります。
介護職の魅力向上など様々な方向から対策することが必要になります。
□これらを整備する取組としては一番大事なことは
生産性向上を進めていくことが重要であり、生産性向上によって介護の質を向上
しつつ、急増・多様化する介護ニーズに的確に対応することが大切と思います。
□生産性向上が介護の将来を決める!
人口減少社会の到来と生産年齢人口の減少と増える介護需要の対応が 将来できるのでしょうか?
●介護サービス事業の生産性向上ができないと、今後継続して維持することができない

●一般的に生産性向上内容は重要!
従業員及び労働時間数あたりの付加価値額を設備投資や労働の効率化等
によって向上させるとされます。サービス業は、介護に関わらず、生産性は低い業種
ですが、特に介護はそのなかでも低い業種になります。
●生産性が低いということは何か?
労働にあった、対価が難しい業種になりますので、希望が持てる業種にするためにも、介護業界は、人的資源以外も活用して、生産性を上げる必要があります。
●生産性は向上とはどのようなことか?
Output(成果)/Input(単位投入量)の分数で表しますが
、実際の生産性を向上させるためには、「Input」と「Output」の間にある過程「Process」に着目して取り組む重要性が重要と指摘されています。
□介護の価値を効率的高めることが重要です!

●一人でも多くの利用者に質の高いケアを効率的に提供することが大切です!
【介護現場の価値を重視することの意味】
介護サービスの生産性向上を介護の価値を高めることと定義されています。本事業における介護の仕事の価値を高める取組は、人材育成とチームケアの質の向上、そして情報共有の効率化になります。
●この3つを生産性向上に取り組む意義は?
介護サービスの質の向上と人材定着・確保を目指します。生産性向上
の目的のとらえ方は様々あり、例えば整理整頓により物を探す時間を短縮し、利用者とのコミュニケーションの充実やどう質を高めるか考える時間をもつことが挙げられています。
そのようなとらえ方は、利用者について新しい発見をしたり、仕事の意義を再認識するなど、自らの仕事へのやりがいや楽しさを実感し、モチベーションを向上させることにつながり、評価の観点は量的な効率化と質の向上に加え、職員間での負担の偏りを是正しつつ、チームケアを通じてサービスを提供するという意識も重要です。
□業務改善の視点からは?
「整理した生産性向上の取組」
【介護サービス事業所における生産性向上に取り組む意義ですが】
人材育成とチームケアの質の向上、そして情報共有の効率化です。 介護サービスにおける生産性を高める方法として、ガイドラインでは業務改善の視点から取りまとめています。具体的には、日常業務の中にあるムリ・ムダ・ムラを見つけ解消していく一連の取組が大切になります。
◆介護サービスにおける生産性向上のイメージを説明!
●取組のイメージを考えるならば?
介護サービスにおける生産性向上の取組には、 業務改善の視点から次の7つに分類が提案さあれています。
職場環境の整備をする。
業務の明確化と役割分担をする。
手順書の作成をする。
記録・報告様式の工夫をする。
情報共有の工夫をする。
OJT の仕組みづくりをする。
理念・行動指針の徹底が促進する。
□新しい技術を導入することも有効です!
情報共有の工夫にはICTの活用が考えられ、加えて、記録・報告様式の工夫と組み合わせることによって、文書量削減の効果も大いに期待できます。
※規制の緩和とIT・ロボット等の活用も加えて、生産性を向上させねばなりません。
□ロボット等も含めて、システム化(IT化も含めて)が促進が重要!
●規模のメリット、資金力等がないと体制整備ができません?生産性向上
今後の介護サービス事業者は、規模のメリットと資金力が必要になると思います。多くの人材を集め、集中的に教育ができないと人材の安定確保ができません。
働きやすい環境整備も重要で、賃金も含めた充実した福利厚生内容も大切になります。その為、小規模事業者では事業の効率的な運用ができなくなり、自然に合併や統合が進んでくると思います。
現在の政策では、介護サービスの生産性の向上は小規模事業者にとって事業が難しい業態になり、おそらく、効率的な運営ができる大規模事業者と非効率な家族的な事業者しか残れないよう思います。
※中小では難しい状況が大きな問題と思います。
技術と介護現場とは、まだまだ大きな乖離があると思います。介護の現場で「ロボット・IT」の活用は、これからです。生産性UPには、この二つは欠かせないものです。
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